絵本「りゆうがあります」のあらすじと感想

絵本「りゆうがあります」のあらすじと感想

絵本「りゆうがあります」のあらすじと感想

 

 

絵本のあらすじ

 

主人公の男の子には色々なクセがあるよ。

 

例えば、鼻クソをほじっちゃうとか、爪を
かんじゃうとか、びんぼうゆすりをしちゃう
とか、ごはんをこぼしちゃうとか。

 

行儀が悪いからダメだよ!と注意をする
お母さん。

 

 

それに対して男の子は、それぞれのクセに
理由があるんだと力説するよ。

 

鼻クソをほじるのは、鼻の奥にスイッチが
あって、それを押すとウキウキビームが出て
周りの人も楽しい気持ちになるんだって。

 

 

爪をかむのは、爪をかむと大人には聞こえない
音が出て、その音がゴミ捨て場のカラスを
追い払うことができるんだって。

 

びんぼうゆすりは、これはびんぼうゆすりで
なくてモグラ語で、モグラに今日の出来事を
教えてあげているんだって。

 

男の子には色々なクセがあるんだけど
それには色々と理由があります。

 

最後は、男の子がお母さんの髪の毛をいじる
クセを指摘する。

 

 

でも、お母さんのクセにも理由があって・・・
それは絵本でご確認を。

 

 

絵本の感想

 

男の子がお母さんに注意されるたびに理由を
伝えるんだけど、その理由がぶっ飛んでいて
クスッと笑えるよ。

 

次はどんな理由を言うんだろう!?って
ワクワクしながら読めちゃう絵本。

 

子どもの頃を思い出すと注意されたことに
対して素直に謝りたくなかったこともあった
かも!?

 

子ども目線でみると、この男の子の気持ち
なんとなく分かるな〜って感じだよ。
子どもには子どもの理由があります!と。

 

一方で、大人目線でみると、いちいち
屁理屈を言うな!とかって思っちゃうかも
しれないけど、それじゃダメだな。

 

色々な理由を発想できることを褒めて
あげられるくらいの余裕がないとダメだな。

 

 

5段階評価

 

この絵本の僕の個人的な評価はこんな感じ〜
それぞれの項目は5段階評価ね。

 

見易さ・読みやすさ 3 :安定の可愛いイラスト。初期のイラストだからか最近のものとは若干キャラクターの感じが違うかも。
子どもの反応 3 :特別良い反応を示すわけではないけど楽しんで読んでるよ。
子どもに読ませたい 2 :注意した時にいちいち理由があるといわれると困る(笑)色々な理由を発想できることを褒められないダメな大人だ。
大人も楽しめる 4 :男の子が繰り出す理由が、笑えるよ。ついついクスッとしてしまう。

 

大人って考え方が固まっているところがある
けど、この絵本を読んでいるともっと柔軟な
発想ができないといけないな〜と
考えさせられる。

 

そして、子どもの頃の気持ちを思い出させて
くれるような印象も受ける絵本。

 

クスッと笑えて、何か考えさせられる絵本。