のぶみさんの絵本「にんげんごみばこ」は内容がヘビーで賛否両論

のぶみさんの絵本「にんげんごみばこ」は内容がヘビーで賛否両論

のぶみさんの絵本「にんげんごみばこ」は内容がヘビーで賛否両論

 

 

こんな内容

 

「にんげんごみばこ」はのぶみさんが2008年に
えほんの杜から出版された絵本だ。

 

のぶみさんの絵本いえば絵が可愛らしくてほのぼのする。
しんかんくんシリーズなんかはストーリーが絵とあっていて
ほのぼのする。

 

でも今回紹介する絵本「にんげんごみばこ」はちょっと違う。
絵は可愛いけど、その内容はヘビー!かなりヘビー!
この絵本を初めて読んだ時にかなり衝撃を受けたのを覚えているよ。

 

ストーリーの内容はこんな感じ。

 

にんげんごみばこっていうのがあって、そこに嫌いな人や
嫌な人を持っていって捨ててしまうというお話。

 

ママはうるさいから嫌い。パパは仕事で遊んでくれないから嫌い。
幼稚園の先生は○○ちゃんとばかり遊ぶから嫌い。

 

子どもたちが嫌いな人をゴミ袋の入れて、にんげんごみばこの
前に並んでいる。なかなかすごい絵だ・・・

 

 

そこで、にんげんごみばこの前にいる管理人?のような人が
問いかけるんだ。
「本当に捨ててしまってもいいの?もう一生会えなくなるよ。」

 

スゴイ内容だよね。
絵本って主に子どもが読むものでしょ。子どもにはちょっと
重いかもしれない。でも、とっても大切なことを考えさせて
くれる絵本でもある。

 

だから賛否両論なんだね。

 

 

大人も考えさせられる絵本

 

子どもに読んであげるかどうかは別として、この絵本の内容は
深いものだよね。

 

社会に出ると嫌いな人とか嫌な人に出会うこともあるわけだ。
「コイツなんなんだよ!」とか思っちゃうことも大なり小なり
あると思うんだよね。

 

それはそれで仕方ないと思う。だって誰もが自分と同じ考えな
わけではないし、立ち位置が違ったりするわけだから、なんか
合わないな〜とか嫌いだな〜とか思っちゃうことがあるのは別に
普通のことなんじゃないかな。

 

ただ、だからと言って、排除してしまいたい!って考えるのは
独裁者だ。

 

嫌いな人、嫌な人の中にも思い返すと、よくしてもらったことも
あったり、自分のことを考えて厳しくしてくれたりということも
あるわけだよね。

 

もちろんそうでない人もいて、ただただ嫌いっていう場合もある
かもしれないけど(笑)

 

 

まとめ

 

この絵本から学べることは「平和の作り方」なのかもしれない。
嫌いな人がいたとして、排除しちゃおう!という考え方をして
いると、争いが生じちゃう。それが発展していくと戦争だよね。

 

嫌いな人でも、思い返すと優しくしてもらったこともあるかも
しれないし、自分のことを考えてくれて厳しくしてくれたのかも
しれない。

 

そうでない場合も、考え方の違い、文化の違い、立場の違いなんかで
合わないな〜とか、嫌いだな〜って感じているのかもしれない。

 

大切なことは許すことだったり、相手のことを理解しようとする
ことなんじゃないかなって考えさせられました。
賛否両論はあるけど、良い絵本だと思うよ!