絵本「おおきな木」のあらすじと感想

絵本「おおきな木」のあらすじと感想

絵本「おおきな木」のあらすじと感想

 

 

「大人向けの絵本って何かある?」ってたまに聞かれるけど
その時に僕がよく紹介する絵本の1つが「おおきな木」。
なかなか深いというか考えさせられる絵本だ。

 

子どもが読む場合も対象年齢は5歳以上とか小学生からという
感じかな。

 

この絵本の作者はシェル・シルヴァスタイン。アメリカの作家。
絵本作家だけではなくて、イラストレーターであり、漫画家。

 

さらには作曲や作詞もやってしまう。グラミー賞もとっているんだ。
色々な顔を持っていて多才だね。

 

ちなみに、この絵本の訳は村上春樹さん。

 

絵本のあらすじは
少年とおおきな木のお話で、少年は大きな木が大好き。
大きな木も少年が大好きなんだ。
少年が小さい時は、いつも一緒に遊んでいた。

 

時が経ち、少年は成長していく。
少年が大きな木に会いにいく機会がだんだん減っていった。

 

少年がたまに大きな木に会いにいくとお願いばかり。
「お金が必要なんだ。」
「家が必要なんだ。」
「船が必要なんだ。」

 

その度に大きな木は自分を犠牲にして少年のお願いを
叶えます。

 

りんごを渡して、それを売ってお金にかえられるように。
枝を渡して家を建てられるように。
幹を渡して船をつくれるように。

 

そして、なにも無くなった・・・
最後がどうなるかは絵本を読んで確かめてみてね。

 

この絵本を読んだ感想としては
なんとういか、とても深いお話だなということです。

 

解釈の仕方は読む人によって色々だと思うけど
大きな木を自分におきかえて読んでみたり、少年を自分に
おきかえて読んでみたりすると色々と感じることがあるよ。

 

与えることって何だろう。
与えられることって何だろう。
相手のことを想うってどういうことだろう。
相手に思われることってどういうことだろう。

 

親子関係、夫婦関係、恋人関係などなど色んなものに
おきかえて読むこともできるかもしれないよね。

 

1度だけでなくて、何度も読んでみるといい。
読むたびに色々と考えさせられる。そんな絵本です。

 

楽しい絵本、笑える絵本、かわいい絵本と絵本にも色々と
あるけれど、これは考える絵本という感じかな。

 

ということで「おおきな木」をまとめるとこんな感じ!

 

対象年齢:
5歳以上から大人まで。どちらかというと大人向け。

 

こんな人におすすめ:
深いお話を読んでみたい人
相手のことを想うこと、想われることについて考えてみたい人
本当の幸せって何かということを考えてみたい人

 

その他のポイント:
個人的には大人に読んで欲しい絵本ベスト3に入る絵本!

 

とても良い絵本だから興味のある人はぜひ読んでみてね!